ヘナは、「ヘンナ」とも呼ばれるミソハギ科の植物の名前です。和名は、指甲花(シコウカ)です。ヘナ(ヘンナ)は、主にエジプト、インド、北アフリカに生育する高さ3〜6メートルほどの常緑低木で、古代から、主にマニキュアやタトゥーなどの染料としても使われてきた、歴史の長いハーブでもあります。基本的な使い方は今も昔もあまり変わらず、ヘナ(ヘンナ)の葉を乾燥させ粉にしたものを水などで溶いたものを、色を染めたい箇所に塗り込みます。 ヘナは、古くから髪・眉・爪・手足などの染色やペイントに使用されてきました。色が染まるのには、ヘナに含まれる「ローソン」という赤色(オレンジ色)の色素が関係しており、そのローソンがタンパク質に絡み付く習性を持っているために、人間の頭髪や皮膚に色が付きます。よって、純粋にヘナのみの染料では、赤やオレンジ色にしか染めることはできません。
ヘナはインドでは5000年ほど前からずっと親しまれてきた「癒しの植物」です。 白髪と既染毛(カラー毛)では色が違ってきます。ヘナは現在の髪色を脱色する作用がないからです。ただ色が重なるだけです。 基本的に白髪を染めたときの色がヘナの色です。
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